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一切副作用のないがん治療薬の開発
病の幹細胞に直接アプローチ
機能不全に陥った病的幹細胞はニッチの中に隠れてしまい、薬物とのアクセスが拒否されています。しかし、今日では、ニッチを活性化することで、病的幹細胞をアクセス可能な空間へと追い出す方法が開発されています。
従って、バイオジップコード技術を搭載し使用するクスリは、新しい薬物でも、以前開発したけれど副作用で使えなかった薬物でも、どちらも使えます。標的コード付きナノドローンが確実に標的細胞だけに運んでくれるはずです。
バイオジップコード技術の活用
次世代薬物配送システム
ヒトの場合には、細胞バンクや培養細胞が販売されており、これを利用することができます。標的細胞だけに薬物を届けるシステムは、いわば生体内のナノドローンのようなイメージです。この方法では、体内の細胞全てに親和性のない配列も得られます。これは正常細胞と反応しない配列であることから、もともと生体に存在しないがん幹細胞を狙う配列の候補でもあります。10億通りという数は、全てを賄ってなお余りある数ではないかと考えています。